Re-In

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販売価格:330円 (税込)
状態 完成
最終更新日 2013年02月07日
ページ数 PDF:99ページ
内容紹介

森に包まれるように聳える「機械竜」、
美しい翅を持つ「緑竜」、
そして仮定として存在する箱の中の「世界竜」。
竜を巡るいくつかの抗いの物語。

・中編「ふたつのものがたり」
 「季節は葉の青々と生い茂る初夏。照りつける陽光の零れ落ちるこの広場で、「私」は初めて、竜を見たのだ。」

「私」と機械竜と緑竜の物語。
季節は巡り「私」と機械竜は何度でも出会い続ける。


・長編「神語り」「人語り」「神紡ぎ」
「営む者よ、心せよ。
汝らは確かに神話の語り手であるが、
同時に神話の紡ぎ手でもあるのだから。
    「キヴォトス学派『教典』序文」より冒頭部 」

世界竜の存在を仮定した場合に存在しうる、
彼の存在に至ろうとしたヒトの神話と試みと歴史の物語。


・漫画「キカイリュウとボク」(一部寄稿)
・掌編「あるふたりの観測」
「たとえ世界が誰かのものであったとしても
それでも私達は ここで生きている」

世界に組み込まれなかったヒトである「ボク」と
感情という誤作動を得た「キカイリュウ」の物語。
(※「ボク」部分のイラストはつばめさんからの寄稿です。)


漫画「キカイリュウとボク」は同パブーで無料配信している「竜箱の揺籠 予告本」にも収録されています。
ふたりのその後を描いた物語なので、どうぞご覧ください。

目次
目次
【最初に何があったのか】
正史「夏のふたつのものがたり」
正史「秋のふたつのものがたり」
正史「冬のふたつのものがたり」
正史「春のふたつのものがたり」
【次に何があったのか】
異伝「神語り」
異伝「人語り」
異伝「神紡ぎ」
【自身がそうであったように世界は回帰する可能性を提示する】
外伝「キカイリュウとボク」
外伝「あるふたりの観測」
あとがき