線維筋痛症より不完全型線維筋痛症(慢性広範痛症、慢性局所痛症)は再診率が低い―抗うつ薬、アセトアミノフェン、非ステロイド性抗炎症薬、睡眠薬、抗不安薬、抗けいれん薬には不回避の致死的な副作用があるー

線維筋痛症より不完全型線維筋痛症(慢性広範痛症、慢性局所痛症)は再診率が低い―抗うつ薬、アセトアミノフェン、非ステロイド性抗炎症薬、睡眠薬、抗不安薬、抗けいれん薬には不回避の致死的な副作用があるー

状態 完成
最終更新日 2013年01月05日
ページ数 PDF:12ページ
ダウンロード PDF形式でダウンロード EPUB形式でダウンロード
Kindleで読む New  ※要設定 設定方法はこちら
内容紹介

 線維筋痛症(FM)およびその不全型である慢性広範痛症(CWP)や慢性局所痛症(CRP)患者の再診率を調べた。FM患者のべ105人中69人(65.7%)がCWPまたはCRP患者のべ248人中111人(44.8%)が再診した。CWP/CRPの場合には、FMではないと診断した時点で治療を希望しない患者がいるが、FMの場合にはそれは起こらない。薬による死亡等の副作用や症状がよくならない場合があることを説明している。抗うつ薬、アセトアミノフェン、非ステロイド性抗炎症薬、睡眠薬、抗不安薬には不回避の致死的な副作用がある。一般論としてCWP/CRPよりFMの方が症状が重い。症状が重い場合には致死的な副作用があっても治療を受ける確率が高いと推測している。再診しない患者がいることが一因となり、一定の医療水準を確保した治療が可能になっている。腰痛症のみや肩こりのみからCRPやCWPを経由してFMが発症する。FMの有病率はわずかに約2%であるがCWPとCRPを合わせた有病率は少なくとも20%である。

目次
本文
文献
著者紹介
電子書籍
奥付
奥付
奥付