海峡封鎖と外国船砲撃を繰り返していた長州藩の前に、報復の欧米軍艦が現れ、追い込まれる長州は隠遁中の高杉晋作を呼び寄せた・・・。将軍家茂は京を離れ、江戸の幕閣は欧米に擦り寄る。竜馬はそんな徳川幕府に怒りを覚え、福井藩挙兵上京を求めて京に向かった・・・。一方、土佐藩では勤王党への弾圧が始まり、三人の士が切腹を命じられ、竜馬の友も・・・・。幕末の風雲を綴った坂本竜馬の外伝シリーズ第37章。現代社会が失った日本の心、その復興と善き発現を求めて、坂本龍馬を中心に青年達が命を賭した明治革命の真実と背後で蠢く西洋の策略と真実に迫る物語。
坂本竜馬の言説(22) |
現代の日本人よ(22) |
混迷の世と若者 |
― その1 ― 政令二途の混乱 |
― その2 ― 内蔵太の母へ |
西洋の反撃 |
― その1 ― アメリカ軍艦ワイオミング号襲来 |
― その2 ― 長州惨敗 |
― その3 ― フランス軍上陸 |
― その4 ― 民衆の怒り |
土佐に吹き荒れる逆風 |
― その1 ― 長州からの使者 |
― その2 ― 容堂への助命嘆願 |
勤王党への見せしめ |
― その1 ― 切腹せよ |
― その2 ― 弘瀬健太、そして平井収二郎 |
― その3 ― 二歳の娘を残して逝く間崎哲馬 |
天皇と朝廷の乖離 |
― その1 ― 将軍退京 |
― その2 ― 京都守護職・松平容保退京せず |
越前福井への期待 |
― その1 ― 大坂湾にイギリス艦現る |
― その2 ― 福井藩士・青山小三郎 |
― その3 ― 竜馬への疑念 |
― その4 ― 日本人の誇り |
― その5 ― 世界の道理による日本の一致協力体制 |
高杉晋作立つ |
― その1 ― 隠匿からの復帰 |
― その2 ― 草莽崛起の時 |
― その3 ― 玄瑞と晋作の共闘 |
故郷からの悲報 |
― その1 ― 憎しみの加速 |
― その2 ― 切腹という悲劇 |
奥付 |
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