ノルンは研究機関の実験材料として廃棄された。たまたま他の実験体と違って、運よく処分を免れた。
彼女は自分が何の為に生まれてきたのか分からない。
ノルンは毎日、『ヘッド・レス』と呼ばれる首の無い機械によって日々、生かされ続けていた。
彼女は無意味で退屈な人生に飽きて、外に旅に出ようと考える。
そして、彼女はキマイラという羊の角を生やした少女と出会う。
キマイラはノルンを作った人体実験組織とは、類似する組織である『アップル』の強力な暗殺者をしていたが。
次第に、ノルンと彼女達が辿り着いた，普通の生き方が出来ない孤児達を集めた”教会”の者達との触れ合いによって。
自分の人生に疑問を抱く。
この物語は、自分探しの物語なのかもしれない。
閉ざされた世界の中で生きる異端的な少年少女達。彼らの未来にあるものは、光なのか闇なのか……。