霧の中に立つ女

霧の中に立つ女

販売価格:165円 (税込)
状態 完成
最終更新日 2017年07月23日
ページ数 PDF:36ページ
内容紹介

あらすじ 秋夏国春は夜勤専門のタクシードライバーをしている。歓楽街から会社に帰庫する途中、人など立って居る筈のない通りに車を入れた。その通りは枝垂れ柳が小川の横に並ぶ暗い場所だった。その小川に架かる橋の上で国春は一人の女性客を乗せる。女性は慎ましやかで国春の心に深い印象を与えた。その日からは毎晩、その道を通って会社に帰庫するのであった。その後数回、この女性を実車してから奇妙な事が起きるようになる。秋夏国春が務める明日の空はBULLTAXYの近くにある橋の上で、その女性が待っていたり、国春のアパートの前で国春を待っていたりするのである。やがて、国春は霧の中に立つ女性(ソヨン)の話を聞く様になる。ソヨンは韓国人で、亭主が日本人の国際結婚であった。その後、亭主の暴力が原因で離婚したのだが、二人の間には子供が居た。日本の家裁では子供をソヨンが引き取ることに決定したのだが、亭主が悪徳弁護士を使って子供を渡さなかったのだ。女性(ソヨン)に頼まれて国春は子供の様子を見に行くことになる。そこで国春が見たものは子供が監禁されている部屋だった。国春は人権団体SUPに救助の要請をするのだが、ソヨンは釜山で交通事故に遭い意識不明の重態で入院中であった。この作品はハーグ条約を取り入れました。

目次
始まりはTAXYに手を挙げてから・・・
ソヨンの為に偵察係りになる
一人で悩まずSUPに行こう
保護して帰国計画
俺が五見を逮捕する
奥付
奥付