小説“僕のH2O”の作者茂木賛による評論集“複眼主義”の言語論。「複眼主義」とは、
(一)世の中の二項対比・双極性を、的確に把握すること。
(二)とちらかに偏らないバランスの取れた考え方を実践すること。
(三)特質を様々な角度から関連付け、発展させていくこと。
この本では、日本語と英語の違いを中心に、言葉と社会について考える。アメリカ暮らしが長かったバイリンガルの著者が体験を交えて語る。ブログ「夜間飛行」の電子書籍版シリーズ4。
| 目次 |
| 前書き: 言葉について |
| メタファーについて |
| 命題理論と述語の部分 |
| “AはBである”という日本語表現について |
| 存在としてのbeについて |
| サッカーと言語技術 |
| 日本語の力 |
| 迷惑とお互いさま |
| 少数意見 |
| ハーモニーとは |
| 対位法のことなど |
| リズムと間 |
| 一拍子の音楽 |
| 黄金比と白銀比 |
| 民族移動と言語との関係 |
| 上座と下座 |
| 日本の生産技術の質が高い理由 |
| バイリンガルについて |
| 発音体感 |
| クワタの傑作 |
| 発音体感 II |
| 筆蝕体感 |
| 音声言語と書字言語 |
| 二重言語としての日本語 |
| 後書き: 言葉と社会との関係 |
| 奥付 |
| 奥付 |