自在の境地で思いを吐露しています。
∽∽ コロンビア号墜落より ∽∽ 千五百度という高温からか、それはまるで流れ星のように燃えつつ分解し、七人の若い乗員とともに落ちてきた。命というものは何なのだろう。現状は凄まじい地獄なのだろうが、青空を落ちてくるさまは(不遜かもしれないが)崇高にも見えたのだ。彼らは、人類のために命を終え、あるいは終えようとしていたからだろう。こころより哀悼の意を表するしか術をもたない。日の伸びし空を燃えつつ飛機が落つ
| 目次 |
| 第1部 オオジシンほか |
| 第2部 路頭ほか |
| 第3部 アイバンク協会設立の思い出ほか |
| 第4部 「ウソ」が日本をダメにしたほか |
| 第5部 イラク戦争ほか |
| あとがき |
| 奥付 |
| 奥付 |