あらすじ 季節が秋へと入る神無月、消防から脱退して建築家となった沙羅亜須磨は奇抜なデェザイナーとして建築業界に進出していた。ある日、編集者からの要請でインタビューを受ける事になった沙羅はレストランに向かった。そこで待っていたのは鹿間愛美(マナ)だった。沙羅とマナはインタビューを切掛けに出会い、プライベートでも逢うようになった。沙羅は十月の温泉に行こうとマナを誘った。山中にある駅で汽車を降り、温泉宿のある所までバスで移動中、マナが神社の鳥居を見つける。沙羅とマナはバスの運転手から御利益のある神社だと聞かされてバスを降り、二人は神社を目差して参道を上がった。しかし、何時しか樹海の中に迷い込んでしまった。深い樹海の中に飲み込まれた二人は少ない食物と、沙羅の建築能力で寒さに耐えられる即席の竪穴式住居を組み立てる。密林に迷い込んだ二人を疲労が襲う。道に迷った原因には裏があった。
神無月 |
長い旅 |
悪夢と現実 |
奥付 |
奥付 |