詩集『人里離れた平和な土地』の著者の短編。2005年に完成した作品。 本文の「序」より。 ぼくのアホウドリとしての人生は厳しかった。およそ幸福や幸運とは縁のないものだった。どうしてそういうことになったのか、分からない。ぼくがよく分からないのだから、いくら話しても分かってもらえないかもしれない。しかしこの地球のすべての生き物たちの幸福と幸運のため、頑張って話してみようと思う。