名将太田道灌が主君のために謀殺され、関東はふたたび戦火に焼かれてしまう。さらに京では、山城国一揆に味をしめた将軍足利義尚が、古き荘園制の復活に情熱を傾けていた。そんな時代の流れに逆らう動きが続き、人々は不満をつのらせて行く。
幕府の中に地盤を築いた新九郎は、仇敵小鹿範満を倒す決意を固める。だが、小鹿範満を襲えば、駿河に新たな対立を巻き起こすのは確実だ。だから範満のほうから手を出させなければならない。また味方の少ない大道寺一党が、確実に仕留められる工夫も必要だった。今川龍王丸を囮とし、策略をつくして、なんとか範満をおびき出すことができた。満をじして範満に攻めかかった新九郎だったが、範満の抜群の武勇のため、かえって追い詰められてしまう。窮地に落ちた新九郎が繰り出した奇手とは?
(登場人物) |
登場人物3 |
(地図) |
伊豆・駿河東部図 |
京周辺図 |
(系図) |
足利氏系図 |
東風 |
1 |
2 |
3 |
滅亡への道 |
1 |
2 |
政元との約束 |
1 |
2 |
十三回忌法要 |
1 |
2 |
罠 |
1 |
2 |
反間の計 |
1 |
2 |
仇討ち |
1 |
2 |
3 |
初めての所領 |
1 |
2 |
大田文のカラクリ |
1 |
2 |
緑髪将軍 |
1 |
2 |
元服 |
1 |
2 |
甲賀死形陣 |
1 |
2 |
3 |
百姓の持ちたる国 |
1 |
2 |
3 |
4 |
麒麟児 |
1 |
2 |
箸を贈る |
1 |
2 |
興国寺城へ |
1 |
2 |
3 |
工作 |
1 |
2 |
3 |
風の中の子 |
1 |
2 |
明応の政変 |
1 |
2 |
軍評定 |
1 |
2 |
3 |
守山城の攻防 |
1 |
2 |
下剋上始末 |
1 |
2 |
3 |
奥付 |
奥付 |