福井を離れた竜馬は京に入り、操練所開設に協力的だった公家・姉小路が殺害された事を知った。真犯人は土佐で姿を消した仲間なのか。その頃、海峡封鎖した長州藩は見境いなく外国船を砲撃し、アメリカが報復に動く。そして幕府・越前が挙兵上洛の動きを見せる中、孝明天皇は朝廷の暴走を止められなかった。・・・幕末の風雲を綴った坂本竜馬の外伝シリーズの第35章。現代社会が失った人の心、その復興と善き発現を求めて、坂本龍馬を中心に青年達が命を賭した明治革命の真実と背後で蠢く西洋の策略と真実に迫る物語。
坂本竜馬の言説(20) |
現代の日本人よ(20) |
勝海舟の大海軍構想 |
― その1 ― 竜馬への期待 |
― その2 ― 福井藩の忠臣・中根雪江 |
― その3 ― 大攘夷になれぬ長州 |
― その4 ― 福井藩と操練所の協調体制 |
福井の出来事 |
― その1 ― 福井城での春嶽謁見 |
― その2 ― 操練所への援助依頼 |
― その3 ― 三岡八郎との約束 |
― その4 ― 交易への願望 |
共和制構想 |
― その1 ― 新しい国の形 |
― その2 ― 道理と合議制 |
朔平門外の変 |
― その1 ― 姉小路公知暗殺事件 |
― その2 ― 薩摩藩士による凶行か |
― その3 ― 遠退けられる薩摩 |
― その4 ― 薩摩追い落としの策謀 |
続・長州の攘夷戦 |
― その1 ― フランス・オランダ軍艦への打ち払い |
― その2 ― 過激化する光明寺党 |
― その3 ― 真木和泉の救出 |
混迷する江戸幕府 |
― その1 ― 将軍の東帰問題 |
― その2 ― 老中小笠原の率兵上洛計画 |
― その3 ― 越前福井の挙藩上洛計画 |
紀州の陸奥陽之助 |
― その1 ― 優れた感性を持つ男 |
― その2 ― 海軍塾への入塾 |
苦況に立つ大藩・薩摩 |
― その1 ― 吉村虎太郎と那須信吾の運命 |
― その2 ― 薩摩への勅命 |
奥付 |
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