状態 | 完成 |
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最終更新日 | 2012年10月16日 |
ページ数 | PDF:15ページ |
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「誰にも、……誰にも、言わないでください」
「……私が? 口にできると思うのですか。貴方が下男にさせていたことを?」
「違う」
否定をした若者を、私は黙って見つめることで非難した。
「……違うんです。でも信じてもらえないでしょう」
若者は、新たに溢れ出した涙を隠すようにうつむいた。
「僕にもわからない。どう言えばいいのか。どうして、こんなことになったのか……」
第一次世界大戦前の英国。執事は屋敷に教師としてやってきた若い教師に複雑な思いを抱く。
BL小説。大人の男どうしの恋愛ファンタジーが大好きな大人向け。約1万字。
1 「私がかれを見たのは…… |
2 「上へ続く階段を…… |
3 「かれは、幼い子息の教師として…… |
4 「どこの屋敷にも、癖のある使用人は…… |
5 「珍しく、よく晴れた午後だった…… |
6 「若者が職を辞したいと…… |
7 「若者が屋敷を去ってから一年後…… |
8 「屋敷勤めに見切りをつけた私は…… |
9 「翌朝遅くに、かれらは…… |