この本は、元祖フリーターを自称する宗　初末が、数々の試練を乗り越えて「伝説の営業マン」と言われるまでに生まれ変わっていったか、その「軌跡(奇跡)」をたどるものである。それは単なる営業マンのサクセス・ストトリーというよりも、今日生きがいを見失い、「なんとなく生きている」人々、さらには「生きているのが苦痛になっている人々」に「活力」を与え、「生きている証」をつかんでいただきたい、という主人公、宗の「切なる願い」を込めて企画された。それは、また、筆者である私の願いでもある。言い換えれば、積極的に生きることがこんなに素晴らしいのだと言う真実に気づいていただきたい願いでもある。