1933年戦雲急を告げる日本を、笠原安治率いる200人もの大集団が、朝鮮興南に向け勇躍出発した。。その時妻の文江と一緒に、幼い雄二も渡鮮する。
、その人格は、日本人、朝鮮人どちらからも慕われるようになる。
一方中学生と成長した雄二も、父安治の豪放磊落な気性を、母からは優しさ、人を思いやる心を受け継ぎ、子どもたちのリーダーへと成長した。
そして日本軍朝鮮総司令官大田の娘、澄江と運命的な出会いをする。やがて敗戦、ここから日本への帰国に向かって死に物狂いの戦いが始まる。
しかし雄二は、離れ離れになった、愛する澄江を探すため、朝鮮に残り「黒の軍団」を名乗り日本人帰国のため大活躍をする。
一方澄江は雄二を追って日本に帰国する。こうして物語の舞台は、北朝鮮から日本に移る。
第二部、日本に帰国した雄二は、母文江の死の真相を知り、浜崎に対し復習を誓う。そして先に帰国した大田とその部隊を使い、浜崎包囲網を敷く。
そして澄江と劇的な再会を果たす。。
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この小説は、日本と北朝鮮を舞台に壮大なスケールで展開する事実を脚色した一大ラブストーリーである。
この物語に登場する人物、企業、団体名は全てフィクションであります。
序章 |
第一章 旅立ち |
第二章 北朝鮮・興南 |
第三章 敗戦・そしてソ連参戦 |
第四章 雄二始動 |
第五章 敗戦そして帰国への道 |
第六章 苦難の始まり |
第七章 壮烈な男の埋葬曲 |
第八章 たった一人の戦い |
第九章 天使の昇天 |
第十章 澄江の戦い |
第十一章 さらば黒の軍団 |
第二部 第十二章 復讐への鎮魂歌 |
第十三章 さらばモスクワ |
第十四章 目覚めた獅子 |
第十五章 敵地へ |
第十六章 巨像ゆれる |
第十七章 戦いの序曲 |
第十八章 夕映えの再会 |
第十九章 巨魁・死の商人 |
第二十章 誘拐 |
第二十一章 裏社会の帝王 |
第二十二章 人質生還 |
第二十三章 一途な愛 |
第二十四章 落日の抱擁 |
第二十五章 巨星敗れる |
第二十六章 妹よ |
第二十七章 宣戦布告 |
第二十八章 巨悪の会合 |
第二十九章 愛の連弾 |
第三十章 失われた標的 |
第三十一章 雄二倒れる |
第三十二章 新たなるターゲット |
第三十三章 最後の戦い |
第三十四章 幸恵不治の病へ |
第三十五章 天国へ届け |
最終章 夕映えの水平線 |