是非、若い方にも読んで欲しい一冊に仕上げてみた。教科書ではわからない近代史の裏側、影の世界勢力の存在を描いてみた。ところで、東日本大震災で自分の人生を見つめ直したという人も多いのではないだろうか。皆様は日本に友好的な国といったら、どこの国を思い浮かぶだろうか。大震災で巨額の義捐金を寄せていただいた台湾?「トモダチ作戦」のアメリカ?アルゼンチンやトルコはどうだろう?そして国家を持てなかったユダヤ人とは何者で、日本とも大いにかかわりがあることをご存知だろうか。歴史問題で中国や韓国に責められっぱなしの日本とは何だろうか。「自由」と「平等」は相反する理念ということをご存知だろうか。「民主主義」という発想はどこから出てきたのだろうか。日本の国体とはどのような関係になるのだろうか。何よりも日本国憲法の生い立ちをご存知だろうか。本書が少しでもお役に立つことができればと考える。福島第一原発の事故の政府や国の対応を見るにつけ、どこか、大東亜戦争と共通するものを感じた。それは「危機管理」と「国民性」である。大東亜戦争には私の父は海軍として出征したが、父とは多くを語ることはなかった。「父が何歳で海軍に志願したのか、終戦は何歳だったのか」「何故、戦場にいくことになったのか」考えたことがなかった。そして「大震災と大東亜戦争の共通点が何故、生じたのか」を疑問に思った。日本人の近代史には「ユダヤ人」の歴史が深く関係している。我々はどういう時代の中に生を受け、この世で生きてきたのだろう。そして、この日本を守り、子孫に受け継いでいくにはどうしら良いのだろう。今、我々はパラダイムの転換に迫られている。
まえがき |
目次 |
序章 |
1.1 東日本大震災と危機管理 |
1.2 政権交代実現するも閉塞感の漂う日本 |
1.3 日露戦争概観と40年周期説、120年周期説などの循環史観 |
2章 教科書にない近代史の概観 |
2.1 近代以前 |
2.2 幕末・近代前期~後期 「自由主義時代の到来」~「市民社会の形成」 |
2.3 明治時代 |
2.4 日露戦争(第0次世界大戦) |
2.5 大正時代 |
2.6 昭和時代 |
2.7 平成時代 |
原注/補足 |
原注 |
補足 |
3章 日本とは何だろう |
3.1 地政学的な視点からの日本「日本の風土と官僚組織、リーダシップと軍事思想の欠落」 |
3.2 日本の国体と正義感 |
3.3 変化に対応できない日本の官僚機構 |
3.4 物質文明と精神文明のパラダイムシフト |
あとがき |
あとがき |
父との思い出他 |
参考文献 |
奥付 |
奥付 |