テレパシーが使えるようになったと有頂天になっていた藤坂徹。しかし、それは精神病の症状の一つだということを知らずにいた。次第に精神的におかしくなってきた徹は、仕事も信仰も辞め、大阪から故郷の鹿児島へ帰ることを決意する。しかし、宗教団体はしつこくなかなか信仰をやめさせてもらえない。そんなことをしている間にも、徹の精神状態はおかしくなっていく。そして、それは問題行動となって次第にあらわれてくる。