樅の木の子孫たち 第三部 明治の世

樅の木の子孫たち 第三部 明治の世

状態 完成
最終更新日 2012年09月14日
ページ数 PDF:51ページ
ダウンロード PDF形式でダウンロード EPUB形式でダウンロード
Kindleで読む New  ※要設定 設定方法はこちら
内容紹介

ゆきのは義三郎と結婚し、俊男、柚香、竜之介という三人の子を生んだ。長岡には教育熱心な人々によって国漢学校が作られ、子供たちはそこで学んだ。俊男は、新潟県に算出する石油(草生水)を掘り当てて日本の石油王になろうと野心を持つ。柚香は、旧長岡藩主・牧野子爵の推薦で東京の華族女学校へ入学し、そこで子爵令嬢・波野川百合子と親友になる。そして二人は卒業間近に自由民権運動の川上音二郎一座を知る。卒業した柚香は、長岡に帰り、音二郎一座にいた三枝義男と再会し、恋に落ちる。義男の去った後、柚香は身ごもったことを知った。母親のゆきのは、困り果て、柚香の産む子を俊男の子として育てることにした。俊男の妻・千鳥と柚香は、二人で岩室温泉に湯治に行き、そこで柚香が娘・蛍子を産む。一方、石油王の夢を追う俊男は、村上の瀬波で石油を掘ろうとして、石油ではなく温泉を掘り当ててしまう。そして……。

目次
(1)石油ランプ
(2)国漢学校
(3)町からの手紙
(4)東京
(5)子爵令嬢 波野川百合子
(6)オッペケペー
(7)運命の再会
(8)恋
(9)女の肉体というものは……
(10)霊雁の湯
(11)百合子の嘆き
(12)千鳥の死
(13)日露戦争前夜
(14)瀬波温泉が始まる
(15)平和は来たが……
(16)幸せを棄てるとき
奥付
奥付