状態 | 完成 |
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最終更新日 | 2012年11月23日 |
ページ数 | PDF:27ページ |
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第一部 燃える水 仙台藩家老原田甲斐のことは、山本周五郎作の「樅の木は残った」にくわしく書かれている。身を棄てて仙台藩を守った原田甲斐の、男の子たちは皆殺されたが、側女おくみの産んだ娘、かよは、越後は貝喰村の庄屋、高橋家の養女としてすくすくと育つ。この物語は、かよとその子孫たちのお話である。実は作者もその子孫の一人であり、自らの祖先であるこの人たちのお話を書こうと思ったのである。
かよは高橋家の長男壮太郎と、次男慎次郎との二人に愛される。で、彼女は「燃える水」を持って来た方と結婚する、と宣言。壮太郎、慎次郎の兄弟は、「燃える水」探しの旅に出る。実は、かよも知らないことだったが、越後には燃える水、つまり草生水(石油)があったのである。それを探し当てた慎次郎は……。
燃える水 序 |
(1)江戸で |
(2)新しい出会い |
(3)猿ヶ京関所 |
(4)兄たち |
(5)新しい家族 |
(6)貝喰川 |
(7)真間の手児奈 |
(8)生きる |
(9)草生水 |