巷には、セカンドライフの不安を煽る本が溢れています。年を取ると医療費がかかる、介護にもお金がかかる、長生きすると貯蓄も底を突く、年金だけでは足りない、さあ、大変だ大変だと、金融機関の人間だけではなく、ファイナンシャルプランナーまでもが、口々に言うのです。セカンドライフは、そんなに不安で、悲惨なものなのでしょうか? 私は、セカンドライフって楽しいよ、心配しなくてもいいよ、きっとなんとかなるからというメッセージを伝えたくて、この本を書きました。
冷静に考えてみると、これまでセカンドライフの常識のようにいわれていたことの多くは、むしろ非常識なことなのではないでしょうか。多くの人が「常識」にとらわれないで、自分の基準で自分らしい選択をしていけば、セカンドライフはもっと充実したものになると確信しています。
はじめに |
目次 |
1.夫婦で月額38万円なければ、豊かな老後は送れない? |
2.キャッシュフロー表で平均寿命前に貯蓄残高がマイナスになったら大変? |
3.病気になったら貯蓄は底を突く |
4.老後は充実した医療を受けたい? |
5.今の貯蓄では、とても介護費用は賄えない? |
6.老人ホームに入所すれば将来は安心? |
7.退職金を積極的に運用して資産を増やす? |
8.分散投資でリスクは減らせる? |
9.毎月分配型の投資信託で自分年金を作る? |
10.日本の国債は安全? |
11.リスク商品を購入するなら、プロが運用する投資信託が安心? |
12.為替ヘッジや仕組債はお得か? |
13.株式投資はシニアには向かない? |
14.リフォームは、将来を見据えて完璧に? |
15.海外移住をすれば、年金だけで豊かに暮らせる? |
16.リタイア後は田舎でのんびり暮したい? |
17.子の住宅取得資金は援助すべき? |
18.判断力が落ちてきたら子に財産管理を任せる? |
19.起業、資格取得、恋愛、シニアには無理なこと? |
第一章 情報に惑わされずに、自分なりのお金の基準を持ちましょう |
奥付 |
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