古代世界の神話や儀礼から、すべての宗教の底流に流れている原初的な宗教感情を取り出し、宗教的なるものの根源を探る宗教哲学入門。大いなるものへの畏怖と帰一、生命の再生と循環、死と罪の自覚などに宗教の祖型を見い出す。(〈生命の哲学〉コレクション4.『宗教とは何か』ミネルヴァ書房 2016年 所収)