| 状態 | 完成 |
|---|---|
| 最終更新日 | 2012年12月06日 |
| ページ数 | PDF:24ページ |
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+仁の物語。+
昔からよく見ていたものがある。
毎日は変わらずして、新しいものばかりが目に映っていて。
何かを感じれば、それが自分になった。
何かを求めてみれば、それが自分を求めてくれることに気付いた。
自分が迷い始めた時、そこにもう一人の自分がいた。
気付いたのは、いつも夜の間だった。
星なんて言えず。
空なんて見えず。
朝になるのを、ただ待ち遠しかった頃。
オレは昔、少年だった。
いつも笑うことを忘れていて。
でも、きっと誰かに笑うことを教えてもらっていた。
いつしか、オレは笑っていた。
自分を愛して、人を愛して。
でも、人を信じる難しさを覚えて。
いつかは理解できるのか、とか。
ただ、過ぎるだけの毎日に想うそれぞれは、過ぎただけの言葉だったり、物事だったり、人だったり。
でも、価値って何だろう。
いつかはわかると信じていた、あの頃のオレがいた。
| 空を知った少年。 |
| 現実から逃げた日。 |
| 初めてのセピア少年。 |
| 憂いのimitation. |
| 空を思い出した少年。 |
| いつか、変化する時。 |
| 出会った理由。 |
| いつかを夢見た少年たち。 |
| 奥付 |
| END.- jin's message. - |