結婚3年目、29歳のリカ子は理想の結婚像とのギャップに不満を持ち始めていた。好き勝手な夫の悟に苛立ちを見せつつも、幸せな家庭を夢見る。偶然出会った医者の梅原健一に心惹かれるが、自分は主婦だと心を強く持つ。しかし夫の浮気疑惑にリカ子の心は揺れて行く。大学時代の過去の記憶と、梅原健一が重なり、自由だった自分に心が開かれていく。
第一章 |
もう頭にきた! |
思い描いた結婚生活 |
どうしろっていうのよ! |
何処か好きな顔 |
大学生の彼 |
ジャズ好きの梅原健一 |
なんで私が謝んの |
絡み合う理屈 |
ジャイアントステップス |
仲裁は早苗まかせ |
第二章 |
今の生活 |
何よこの足 |
もう一つの好み |
ママー、臭いよー |
ライブチケット |
いい薬 |
第三章 |
重々しい扉 |
蓮の花 |
リクエスト |
現実の幸せ |
清美 |
土曜? |
盾 |
第四章 |
頭を撫ぜた |
平凡な幸せ |
思わず頬ずり |
さとる りかこ みう |
エリート集団 |
喧嘩の相手 |
パパとおふろ |
優しく怒った |
第五章 |
関心のあるもの |
作田正樹 |
薄暗い照明 |
金岡律子 |
正樹のテナー |
結婚 |
彷徨う心 |
遠い気がした |
背を向けた |
良い案 |
第六章 |
探し物のCD |
一歩踏み入れた |
惹かれるもの |
違う世界 |
溜息 |
心の揺らぎ |
予告 |
肝心なとこ |
届く |
漲る力 |
見つけた |