孫子曰く、「百戦百勝は善の善なるものにあらず。戦わずして敵兵を屈服させるのが善の善なるものなり。故に、上兵は謀を伐つ」
〜素戔嗚尊の大蛇(邪馬台国王、オロチの天照大神親子)退治/高皇産霊の葦原中つ国平定/神功皇后の新羅遠征/日本武尊の北伐〜
倭奴国王朝六代女系天神(向津姫の母か祖母)の御代、即ち伊奘諾政権期の一八〇年代、東の副都を治める皇太子が三輪オロチ族と組んで反乱し、邪馬台国を立てた。出雲の決戦で敗れた伊奘諾は本拠の熊襲に逃げ込んだ。
百年後、日向から東征した磐余彦(神武)は、邪馬台国を倒し、大和朝廷を開いた。この間に、孫子の兵法極意「戦わずして勝つ」・「刃に血塗らずして敵を平伏させる」をみごと遂げた英雄たちの偉業を仔細に綴りました。(『邪馬台三国志』から、関連個所を抜粋して編集)。