バトルボーラーはるか概要
徳島邪馬台国説と古代イスラエルの神話とをミックスさせたファンタジー小説。徳島が邪馬台国であり、それが古代イスラエルの名残りを色濃く残すのは、近年の研究やテレビ等でも一部明らかにされているが、そこにはソロモン王の秘宝という有名な宝があるとされ、最大の関心事となっている。
その秘宝を見つけたとされる、とある郷土史愛好家がそれを知るにいたる、いきさつを告白する形で物語は始まる。郷土史愛好家である作者が、ある日偶然立ち寄った飲食店。そこで出会った店の主人と交流を深めていく内に、徳島で秘宝を巡る壮絶な戦いがあったのを知らされ、作者は狼狽する。戸惑う作者に店主はさらに言葉を重ね、その戦いの全容を世間に公表するようにと頼む。
店主が話を始めると、作者は急に意識だけがタイムスリップし、秘宝を巡る戦いが生じた当時の時代へと行って、戦いの当事者達の心の状態や様々な事を知る事となる。まるで神にでもなって人間の生活を見ているかのような感覚。そこで見聞きした内容を、作者が活字に直したという運びとなっている。そこからはドキュメントタッチの文体から小説風の形を取っている。
徳島に眠るソロモン王の秘宝。神がかり的な力を持つ八人の使い手が、その秘宝を巡り戦う。主人公はるかは女子高生だが、ただの女子高生ではなく、伝説の秘宝を悪の手から護る側の立場で戦いに巻き込まれて行く・・・
巻別概要
第一集 バトルボール
古代ユダヤより伝わる八大心拳。秘宝を巡る戦いの幕があける。バトルボールの構造を邪馬台国説や聖書などの言葉を引用して、もっともらしく本当にあったかのように説明している。
今まで、漫画のキャラ達が必殺技を出す時に技の名前を叫ぶのは、冷静に考えれば不可解かつ滑稽であったが、逆にそれが最も必要な予備動作なのだと、聖書や科学をミックスさせた理論を根拠に言い切っている。
総序 |
第1章・運命 |
1章 運命 |
奥付 |
奥付 |