竜馬が再び千葉家へと向かっていた頃、長州は攘夷へとひた走り、そんな京の壬生村に浪士組がやって来た。そして将軍が江戸を発った時、イギリスが生麦事件の法外な賠償を要求してきたのである。横浜に集結するイギリス艦隊。竜馬は人を斬った事で苦悩していた。江戸で、京で、めまぐるしく事件が頻発する文久3年の出来事である。・・・幕末の風雲を綴った坂本竜馬の外伝シリーズの第30章。現代社会が失った人の心、その復興と善き発現を求めて、坂本龍馬を中心に青年達が命を賭した明治革命の真実と背後で蠢く西洋の策略と真実に迫る物語。
坂本竜馬の言説(15) |
現代の日本人よ(15) |
岡田星之助抹殺 |
― その1 ― 鳥取からの海軍塾生 |
― その2 ― 将軍暗殺計画 |
― その3 ― 真の武士ならば |
― その4 ― 師弟の覚悟 |
― その5 ― 竜馬が刀を向けるとき |
― その6 ― 繰り返す運命の定め |
― その7 ― 浪士組、京へ |
再燃する恋 |
― その1 ― 千葉家の吉事 |
― その2 ― 佐那の誓い |
― その3 ― 無償の愛の中から |
京の混迷 |
― その1 ― 豪商脅迫事件 |
― その2 ― 松平容保の言路洞開策 |
― その3 ― 攘夷期限を定めよ |
― その4 ― 大政奉還案 |
― その5 ― 行き詰まる浪人対策 |
― その6 ― 長州世子による行幸建議 |
複雑化する情勢 |
― その1 ― イギリスの生麦賠償要求 |
― その2 ― 脱藩赦免の竜馬 |
― その3 ― 足利木像梟首事件 |
― その4 ― 浪士組の入京 |
― その5 ― 浪士組の分裂 |
権力と大義と |
― その1 ― 怒りの容堂 |
― その2 ― 大義のための非情 |
― その3 ― 自白状 |
― その4 ― 竜馬と慎太郎 |
― その5 ― イギリス襲来の恐怖 |
奥付 |
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