東京で1人暮らしをしていた弟がクモ膜下出血で死んだ。大阪に住んでいる私と田舎に住んでいいる母と姉は、急ぎ東京にいき弟の亡骸と対面した。3人だけの簡単な葬儀を済ませ、私が弟の経営していた画材店を、母と姉が弟のアパートをせりするとこになった。それは4月初旬の桜が満開に咲き誇った頃の出来事だった。そんな弟の死をめぐる数日間の物語。