十二話 六月の夜 私は今ではすつかり年老いてしまった女性です。その私は、青春時代の 入口で金縛りの体験をしました。 生命が生々とする六月、蛙の鳴き声とともにそれを経験しました。 その思いを今も大切にしています。なぜなら、そのことを思い出すこと によってその頃の家族のことも一緒に思い出せるからです。
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