セミナーや講演などで誰かに教えてもらうとき、ものごとが突然クリアに理解できるようになることってありますよね。あの「何かが分かった!」時には独特の気持ちよさがあって、それもそのはず、新しい知識を蓄えることは、太古の昔から人間が生存していくためには不可欠なもの。従って、他の生存に必要な条件、たとえば飲食や睡眠と同じに、快楽に結び付けられているのです。
ただ、講師と名が付いてもみんながみんな、このような「分かった」という感覚を受講者に届けられるワケではありません。つまり世の中には、教えか違うまい人とそうでもない人がいるのですが、その違いはなんでしょうか?
答はいろいろありますが、教えるのが下手の人というのは、単に知識を伝えれば良いんだと思いがちです。もちろん、相手が自分と同じような頭脳の持ち主だったらこれでも良いのですが、現実には体験も価値観も、そして既に持っている知識の量も違います。なので、「単に知識を伝える」というスタンスでは聞き手に「分かった!」と思ってもらうのは極めて難しいのです。
逆に教えるのが上手い人は、自分が伝えたい知識をどうやって聞き手の頭の中に植え付けようかといろいろ工夫をしているのです。そして、この工夫をまとめたのが今回紹介する「気づきの脳内マップモデル」です。
はじめに |
はじめに |
講師の全体像 |
講師の全体像 |
セグメンティング~「分ける」と「分かる」 |
セグメンティング~「分ける」と「分かる」 |
ペアリング~未知の情報を既知の情報とヒモづける |
ペアリング~未知の情報を既知の情報とヒモづける |
ソーティング~裏のつながりを読む |
ソーティング~裏のつながりを読む |
グレーディング~位置づけを整理する |
グレーディング~位置づけを整理する |
クリアリング~知らないことに気付かせる |
クリアリング~知らないことに気付かせる |
奥付 |
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