妻と二人の娘を持つ詩人が、純粋な詩的エゴイズムに忠実になろうとして創った詩集であるが、外的世界によって変容させられた自分を自覚するに至った。Ⅰ(四行二連詩序奏)、Ⅱ(蛍賛歌)、Ⅲ(ソウル行)、Ⅳ(小さな願い)からなる四十二篇の詩集である。