大正から昭和初期にかけてニコニコ主義運動を展開し、多くの啓発書を著した元不動貯蓄銀行頭取の牧野元次郎氏による体験財話集。同氏自身の大黒様信仰、殊に関東大震災にまつわる体験談を始め、貯金のすすめや富と成功への道など、その内容は現代の人たちにも少なからぬ興味を与えるであろう。
| 第一章 ニコニコ主義 |
| 一、ニコニコ主義について ニコニコ主義の由来 |
| 修養の好標本 |
| ニコニコ主義と日蓮宗 |
| 大黒様の暗示 |
| 人として平和、健康、繁昌 |
| ニコニコ主義について |
| ニコニコ座右銘 |
| 二、ニコニコ暗示 心の平和 |
| 大黒様のニコニコ的顔だち |
| ニコニコすれば家庭円満 |
| ニコニコの徳 |
| つねに大黒様の御顔を拝せよ |
| 顔は心の窓 |
| ニコニコこれ福の神 |
| 三、一年中ゆかいにくらす法 ゆかいにくらすには |
| 人生とゆかい |
| 合理的な生活 |
| 笑う門に福 |
| 第二章 大黒様のお話 |
| 一、大黒様のお話 大黒様のお話 |
| 二、商売繁昌法と大黒様 生活の根本信念 |
| 小槌より振り出す宝 |
| 第三章 大黒様のおかげ |
| 一、大黒様のおかげ 大黒様とわたくしとの奇縁 |
| 大黒様のおかげ |
| 信仰からのひらめき(神の恩寵) |
| 第四章 ニコニコ行事 |
| 一、精神の統一 人間の根本義 |
| 霊肉の統一 |
| 精神統一の方法 |
| 神代の秘事 |
| みそぎの方法 |
| 神の分身 |
| 福徳円満の神様 |
| 第五章 ニコニコ貯金 |
| 一、人生食いはぐれはない 人間はかならず食える |
| すべては天の摂理 |
| 食い方には方法がある |
| 二、貯金の幸福 貯金の必要 |
| 貯金の三徳 |
| 貯金をすれば身体健康 |
| 貯金をすれば家庭円満 |
| 貯金をすれば商売繁昌 |
| 三、どうすれば貯金ができるか |
| 消極的貯金法 |
| 積極的貯金法 |
| 真の生活程度とは |
| つまりはムリのない生活 |
| 貯蓄に時なし |
| 四、貯金に必要な三条件 貯金に必要な三条件 |
| 驚くべき貯金の積数 |
| 石の上にも三年 |
| 利殖としての貯金 |
| 五、最後は実行 最後は実行 |
| 第六章 富を得る道 |
| 一、いかにして成功すべき 成功の第一条件 |
| 勉強の次は手腕 |
| 立身出世の中心 |
| 秀吉とカーネギー |
| 必要な第一資格 |
| 必要な第二資格 |
| 必要な第三資格 |
| ただ簡単にこの三ヶ条 |
| 金の成る木はどこにあるか・・・金の成る木のありか |
| 無限大の資本とその実例 |
| 強剛なる信念 |
| 二、臨機応変の妙味 伸びる要件十ヶ条 |
| 出 世 の 綱 |
| 生活を健全にする実験法 |
| 臨機応変とは何か |
| 成功者の言に聞け |
| 臨機応変の才能の涵養 |
| 三、節約が生む偉大なる富 一銭を笑うものは一銭に泣く |
| 一銭の愛国心 |
| ムダ排除が生む六十億 |
| 日本人の公私観念 |
| ドイツ人とマッチ |
| 第七章 人生金もうけ修行 |
| 一、金の性質 金とは何にか |
| 拝金宗の本義 |
| 金の勢力 |
| 人多くは金の奴隷なり |
| 二、金に対する人の覚悟 金に執着すべからず |
| 経済的に散金すべし |
| 慈恵的な散金 |
| 三、金もうけの秘訣 金もうけにも巧拙あり |
| 金もうけ第一の秘訣 |
| 金もうけ第二の秘訣 |
| 金もうけ第三の秘訣 |
| 金もうけ第四の秘訣 |
| 金もうけの心得 |
| 四、一人一業主義 多業一兎を得ず |
| 独立独行の精神で進め |
| 原 著 者 |
| 原 著 者 |
| 牧野元次郎氏 (近影) |
| あ と が き |
| 守護霊からの小さな声 編者 二見宗白 |
| 著作権(編集著作物) |