朝廷と雄藩の期待を乗せて幕府を改革させるべく、第一、第二の勅使が江戸城へ向かう。脱藩浪人となった竜馬は独自の行動を起こし、福井藩邸へと向かった。土佐を牛耳る勤王党に対して容堂はどう出るか。異人を許せぬ高杉らは攘夷に走る。幕末の風雲を綴った坂本竜馬の外伝シリーズの第26章。現代社会が失った人の心、その復興と善き発現を求めて、坂本龍馬を中心に青年達が命を賭した明治革命の真実を追う。竜馬は西洋の策略に気付くか、手を組むか。西洋諸国と現人神は如何向き合っていくのか。志士はどう動く。・・・その裏では一体何が蠢いているのか・・・。
坂本竜馬の言説(11) |
現代の日本人よ(11) |
薩長土の動向 |
― その1 ― 雄藩の思惑と事情 |
― その2 ― 西郷と久坂の接触 |
― その3 ― 長州・尊王攘夷に立つ |
― その4 ― 武市瑞山の咽び |
竜馬、江戸へ |
― その1 ― 待ち続ける加尾 |
― その2 ― 大和の血の滾り |
第一の勅使と薩摩軍 |
― その1 ― 文久の改革 |
― その2 ― イギリス商人斬殺・生麦事件 |
― その3 ― 日本を狙う異形者 |
江戸の脱藩浪人・竜馬 |
― その1 ― 重太郎との再会 |
― その2 ― 桂小五郎、そして間崎哲馬との談義 |
― その3 ― 滄浪・間崎哲馬の日本海軍構想 |
― その4 ― 福井藩への紹介状 |
横井小楠の海兵養成構想 |
― その1 ― 土佐の下横目・岡本健三郎 |
― その2 ― 福井藩政治顧問 |
― その3 ― 小楠との同調 |
― その4 ― 佐那の涙 |
長土の京 |
― その1 ― 長土と天誅の京 |
― その2 ― 京の名残 |
暴れ牛・高杉晋作 |
― その1 ― 容堂の権力復帰 |
― その2 ― 瑞山との再会 |
― その3 ― 上海の実状 |
― その4 ― 松陰の狂気 |
攘夷の勅使 |
将軍・勅命に下る |
福井藩邸再訪 |
― その1 ― 近藤長次郎 |
― その2 ― 勤王党による土佐国許改革策 |
― その3 ― 小楠の誘い |
奥付 |
奥付 |