享保4(1719)年の秋、九十九里浜(千葉県)付近で嵐に巻き込まれ漂流した船がたどり着いたのは、藤九郎(アホウドリのこと)だらけの無人島だった。 漂着から21年後の奇跡の帰還までを描く、日本版ロビンソン・クルーソー。