君は、今どこに生きているのだろう。アジアのどこかの国なのか? ヨーロッパ? アメリカ? それとも、また日本なのか?
でも、君の時代にも、まだ日本という国は存在するのだろうか?
返事がないのは分かっているが聞かずにはおれない。
僕の生まれた国、僕が生きた国、そして大切な人たちと出会った国だ。
僕は今、日本という国に生きている。
この地で大事な人と出会い、大事なことを伝えられた。
「人間は意識だ」ということ、「永遠に存在し続ける意識こそが本当の自分の姿だ」ということ。このことを心で分かり、「肉体」を中心とした生き方を、「意識」を中心に据えた生き方に換えていかない限り、何も変わらないということ。その転換をするためにこそ与えられた人生だということ……。
| 序 章 |
| 君を忘れないよ…… |
| 第1章 発端について |
| 君は、今どこに生きているのだろう? |
| ゴホンと言えば柳々堂! |
| カエル学級 |
| ニセモノの愛 |
| 第2章 開かれたパンドラの箱 |
| 宝のツヅラから出てきたものは? |
| 何かいいことでもあったの? |
| どうしようもなくダメな自分 |
| 普通に、ご飯食べてええんや |
| おまえは、いらない子やった |
| 第3章 エルという会社 |
| 天変地異が愛だなんて… |
| ミイラ取りがミイラに |
| 編集入門 |
| 「昭和」から「平成」に…… |
| 夫婦でセミナーのお世話 |
| 第4章 ベスト・パートナー |
| 夫婦というプログラム |
| 子宮けい癌 |
| これほど激しい夫婦が変わったら |
| 僕の肉を見ないでください |
| 第5章 世間という現実 |
| 家庭児童相談室 |
| 70万800時間の人生 |
| 葬儀費用、しめて13万円也 |
| 第6章 他力ということ |
| オウム事件と伊丹十三さんの思いで |
| 一年にいっぺんお祓いしますんや |
| 福井大地震と5人姉妹 |
| 第7章 新しい流れ |
| 不思議な本づくり |
| 対人恐怖症 |
| 喜びに共鳴する音叉(おんさ) |
| 終 章 |
| 「死」という不安 |