老ピアニストの遺言

老ピアニストの遺言

状態 完成
最終更新日 2012年03月22日
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内容紹介

  老ピアニストの遺言  梗概

 主人公の美沙は、大学のピアノサークルでピアノを演奏し、同じ大学の管弦楽団でヴァイオリンを弾いていた村上慎一と出会う。
大学時代に二人の交際が始まり、美沙が大学卒業して直ぐに二人は結婚した。音楽をこよなく愛する二人は、仲良く演奏を楽しみ、コンサートにも出掛け、新婚生活は夢の様な日々だった。
 慎一は、東京の大手商社勤めで、数年後東京六本木の再開発計画の担当となり多忙なサラリーマン生活を送る様になる。
一九八八年、待望の子供が誕生し、小澤征爾にあやかり名前を誠慈と命名、三人家族の楽しい日々が続いていった。
 美沙は、誠慈が小学校に入学してまもなく、お茶の水の楽器店に勤めている同期生早乙女彩子と再会。美沙と彩子は、大学時代と同じように交流を深めて行く。彩子は、村上一家に昭和を代表する老ピアニスト神山泰徳を紹介し、家族ぐるみの交流が始まった。
それが縁で、小学一年生の誠慈は、神山泰徳に大変気に入られて、ピアニストを目指して行くことになる。
ところが二〇〇二年、村上家に突然不幸が訪れる。
交通事故が起こり、慎一は死亡し、誠慈は、右手が複雑骨折し、ピアニストの道を断念、家族は悲しみのどん底に突き落とされる。
 人生に絶望する誠慈に、神山泰徳は、愛情深い手紙を送り、誠慈は徐々に立ち直って、新たな音楽人生にチャレンジする事になって行く。
 漸く快復した誠慈とは裏腹に、今度は、神山泰徳が癌を患い、最後のコンサートを企画し、その後、闘病生活を始める事となってしまった。
死期が近づく神山泰徳は、誠慈達に遺言の様に、様々な話を伝え、老ピアニストの遺言が、美沙と誠慈に新たな人生を送る勇気と希望を持たせ、新しい人生が始まってゆく。

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奥付
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