80年代から東京のロックシーンに、プレーヤー・イベンター・マネージャーとして身を置き(=クリエイティブを熟知して)、20年以上にわたり、マーケティング・リサーチの業務に携わってきた(=マーケティングを熟知した)著者が、日本文学と社会学の素養をベースに書き下ろした、ソーシャル・シフト時代の「文化マーケティング」テキスト。
本書を一読されれば、過去と現在の私たち日本人の「強み」が再認識でき、「文化」というフィルターを通すことによって、商品・サービスに対する見方もかわるでしょう。「文明」の進歩(=効率の追求)だけでは見えてこない、「文化」(=ムダなもの)にこそ、高付加価値化とブランド構築のヒントがあるのです。
この本は、ノウハウ本ではありません。
イケイケのビジネス書に飽きた、教養豊かな皆さんにこの本をささげます。
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