存在論的英文法序説


著: daigokoji

存在論的英文法序説

著:daigokoji
状態 完成
最終更新日 2012年02月14日
ページ数 PDF:28ページ
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内容紹介

最初の「言語の可能性について」の稿はぼくが、30歳ごろ書いたものです。それから約20年がたち、ずっとこういう話題とは無関係な職場で働いてきましたが、いまだに愛着のある原稿です。言語の専門家や、世に知られた評論家の方たちにない、ある発見がそのなかにあるという自負があるからです。
 当時、大学時代に考えていたことを、できるだけ冷静にまとめようとしたのですが、そのときに思いついたことは、「英文法をテキストにして、存在について考える」ということでした。英文法というのは、義務教育でほとんどすべての日本人が接するものであるもので、言語について万人が考えるテキストとしてよいものだと考えたのです。少なくとも、専門用語の多い、哲学書よりはよいテキストになるだろう、と。
 ですから、この本は「英文法序説」としてありますが、主要な目的は、英文法を理解し使えるようになることではなく、英文法や構文の手前でたちどまり、言語そのものについて再考することです。
 つまり、どんなに、英語が自由にあやつれても、あるいは、どんなに仕事ができても、みることのできないものがある・・・・それをどうにか表現できていれば、この試みは成功です。
 とはいえ、最後に、(補)として、実際に英語を読んでいくのに重要な、構文分析の実際についてつけくわえました。英語をよむとき、構文で考えるということは、ぼくのオリジナルではありません。いろいろなところで提唱され実践されていることです。実際、ぼく自身は英語の教師ではありません。いわば、ちょっとした読者サ-ビスのつもりです。だから(補)です。しかし、英語の勉強中で、まだ<出会ってない方>にとっては、多少意味ある章になると思います。

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