ぼくが出せなかった7通の手紙


著: kojikoji

ぼくが出せなかった7通の手紙

著:kojikoji
販売価格:220円 (税込)
状態 完成
最終更新日 2013年03月17日
ページ数 PDF:82ページ
内容紹介

 元外科医で今は検診センターに勤めているぼく(小松)の知人で、ペシェこと太田正美が胃癌の診断をうけ、手術、再発という経過をたどっていく。
 小松は、その折々に、ペシェにあてて手紙を書いたが、けっきょく諸事情でその7通の手紙は彼の手元に届くことはなかった。その理由は様々で、中には「闘病中のペシェには厳しすぎる内容だから」というものも中にははいっている。
 作品は、その「届けられることのなかった」7通の手紙を中心に、その手紙が書かれた時期の様子が順に描かれる。
 その手紙の内容は、ときに科学的にときに哲学的で、がんや病気・死についての記述を多角的に展開している。

目次
目次
プロローグ
1 はじめて胃がんと知らされたあなたへ
2 手術前夜のあなたへ
3 手術後数日たったあなたへ
4 外来経過観察中のあなたへ
5 自分をはなれて世の中のことも少しみてみよう
6 再発といわれたあなたへ
7 最後の仕事にとりかかる前のあなたへ
エピローグ
奥付