「コンピテンシー(Competency)」は、リテラシーを習得した後、高度な専門的知識・技能を特定の文脈の中で複雑な課題に活用する能力である。これは、もともと、組織体において高度な専門的人材の活用に用いられる手法を指していたが、現在、教育などの方面で拡張して定義されている。OECDは、「コンピテンシー(能力)」を「単なる知識や技能だけではなく、技能や態度を含む様々な心理的・社会的なリソースを活用して、特定の文脈の中で複雑な要求(課題)に対応することができる力」と定義している。この場合、リテラシーはキー・コンピテンシーの一つに位置づけられている。保育のコンピテンシーは、実践するわけでもないのだから、保護者には、必ずしも要らない。その目的から言って、キーの一つであるリテラシーの認知だけで十分だ。批評にはリテラシーが必須である。
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リテラシーとコンピテンシー Seibun Satow |