「迷走する両立支援」2010 〜格差と少子化の国のワークライフバランスは、いま〜 


著: wlb-cafe

「迷走する両立支援」2010 〜格差と少子化の国のワークライフバランスは、いま〜 

著:wlb-cafe
状態 完成
最終更新日 2012年12月30日
ページ数 PDF:69ページ
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内容紹介

2006年に書かれた「迷走する両立支援」は、当時急速に進んだ政府による少子化対策の追い風の中、出産・育児を迎えた主に母親100名近くに取材を重ね、主に子育てと仕事の両立にかかわる幅広く複雑な問題を、丁寧に描いている本です。

数年前に書かれた本であるにも関わらず、2010年3-5月にTwitter上で紹介されたこの本は、日々、子育てと仕事に奮闘する多くの方々に読まれ、共感を呼びました。一人のワーキングマザーがそのことを著者に伝えたところ、反響を大変喜んでいただけました。そこで、この問題に関心のある有志が集まり、「ワークライフバランス・カフェ」を結成。より多くのみなさんに、この本を知ってもらいたい。また、強い問題提起を行った本書を手がかりに、個人や個々の企業といったミクロの視点と、国や社会といったマクロの視点の双方からアプローチし、「より生きやすい社会、より幸せな人生」を叶える方法を考えてみたい。そんな想いから、著者を招いた対談イベントを企画。2010年10月24日に、無事に開催することができました。

開催から一年が経ち、主な活動を停止していたワークライフバランス・カフェですが、Twitter上での交流会の復活を望む声も多く、新しい仲間も増えました。そこで、対談イベントを知らない方にも、このコンテンツをシェアしたいとの想いから、今回の電子書籍の発刊に至りました。

※現在、スタッフによる用語解説を除いたプレ公開中です。

目次
まえがき
まえがき
ブックレット版まえがき
目次
第一部「迷走する両立支援」が投げかけたもの/ 仕事と育児の両立支援の現在
ごあいさつ・登壇者紹介
ひとつのツイート
「ワークライフバランスで解決」?
個人ではなく社会のありよう
答えは簡単に出ない
育児休業取得率:女性85.6%、男性1.72%の横顔
育児休業取得率:女性85.6%、男性1.72%の横顔(その2)
非正規雇用では未だ女性が7割
子育て期に増加する労災請求件数
見直すべきは男性の働き方
第二部 個人と社会、企業と政治 ── 何が、この国の両立支援を阻んでいるのか
「両立」と「均等」をつなぐ回路がない
働き方全体を見直すべき
両立支援と均等推進
間接差別とは?
仕事と生活の調和行動指針(スライド7)
世論の盛り上がりがないと…
育休を男性が取ることの意味
女性を管理職にできない理由
EUの「レスト」とは
非正規に支えられている「両立」
男性にも負担が大きい時代
第三部 会場とtwitterによるQ & A / 一人ひとりの決意表明 tweet
「ジョブ」ではなく「立場」
会場からのQ&Aコーナー
セーフティネットがない国
雇用があるだけまし?
参加者のみなさんの決意表明
登壇者 終わりのごあいさつ
アンコール
待機児童の問題は「首都圏ローカル」
幼保一体化の議論
Q&Aつづき
最後に…明るい気持ちで仕事と育児を
用語解説
用語解説
あとがき
登壇者 山口さん 対談を終えての感想
wlb_cafe スタッフによる編集後記
「迷走する両立支援」著者 萩原さん メッセージ
寄付についてのお願い
奥付
奥付