大正から昭和初期にかけてニコニコ主義運動を展開し、多くの啓発書を著した大黒様信仰の銀行家、牧野元次郎氏による勤倹貯蓄論。二宮尊徳の思想や自身の大黒様信仰、それに当時の実業成功者たちの逸話などを紹介しながら、その精神や実行法をわかりやすく述べている。
| は し が き |
| は し が き 原著者 牧野元次郎 |
| 原著者について |
| 牧野元次郎氏 (近影) |
| 第 一 章 勤倹の必要 |
| 一 勤 倹 と は |
| 二、 勤倹はなぜ必要か |
| 三、勤倹は 経済的基礎(資本)を築く |
| 四、勤倹は精神的基礎(修養)を築く |
| 五、勤倹は独立の基礎を築く |
| 六、勤倹は致富成功の道 |
| 七、勤倹と奢侈 |
| 第 二 章 勤倹精神 |
| 一 報恩感謝の念 |
| 二 勤倹の愉快 |
| 三 勤倹は人の義務 |
| 四 勤倹は神聖なり |
| 五、勤倹の手本は大黒様 |
| 第 三 章 勤倹の心得 |
| 一 節倹と吝嗇(りんしょく) |
| 二 細事をゆるがせにするな |
| 三 常に収入以下の生活 |
| 四 投機は絶対に避くべし |
| 五 勤倹の第一障害は見栄 |
| 六 意志の強固が肝心 |
| 七 克己心を養え |
| 八 家憲を定めて邁進せよ |
| 守田宝丹家の家憲(図) |
| 第 四 章 勤倹の実行 |
| 一 実行と目的 |
| 二 理屈より実行 |
| 三 働け働け余分に働け |
| 四 消費の合理化を図れ |
| (参考意見) 一 勤倹と酒 |
| (参考意見) 二 勤倹とタバコ |
| (参考意見) 三 勤倹と乗車 |
| (参考意見) 四 勤倹と衣服装身具 |
| (参考意見) 五 勤倹と趣味娯楽 |
| (参考意見) 六 一家こぞって勤倹力行 |
| 第 五 章 貯金第一とは |
| 貯金第一とは |
| 第 六 章 なぜ貯金せねばならぬか |
| なぜ貯金せねばならぬか |
| 一 失職と貯金 |
| 二 失敗と貯金 |
| 三 死亡と貯金 |
| 四 病気と貯金 |
| 五 天災と貯金 |
| 六 老衰と貯金 |
| 第 七 章 貯金の三徳 |
| 貯金の三徳 |
| 一 貯金をすれば身体健康 |
| 二 貯金をすれば家庭円満 |
| 三 貯金をすれば商売繁昌 |
| あ と が き |
| あ と が き 編者 二見宗白 |
| 著作権(編集著作物) |
| 参 考 文 献 |
| 一、勤 と 倹 前 田 慧 雲 |
| 二、貯 蓄 新渡戸稲造 |
| 三、用財の道 貝 原 益 軒 |
| 四、治産の要 二 宮 尊 徳 |