とこしえの黄昏の国


著: 朝陽遥

とこしえの黄昏の国

著:朝陽遥
状態 完成
最終更新日 2013年03月02日
ページ数 PDF:112ページ
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内容紹介

一話完結の連作形式になります。

「とこしえの黄昏の国」
 地の涯にはとこしえの黄昏の国があり、そこには夜も昼もなく、太陽は地平線の上をゆっくりと巡っているという。父親から聞かされたその話を、信じていなかったといいながら、それでも娘は旅に出た。

「灼熱の海の向こう」
 北の涯には日が沈まないとこしえの黄昏の国、南の砂漠の向こうには煮えたぎる灼熱の海。放浪癖のあるアシェリは、幼い娘を膝に乗せて、遠い異国の話を語る。

「夜明けを告げる風」
 砂漠の南西の涯には、ぐらぐらと煮えたぎる灼熱の海がある。
 ヨブの部族が暮らすオアシスをおとずれた男は、人の住まぬその不毛の海へ案内を乞うた。

「火の国より来たる者」(連載中)
 砂漠の地下深く、地下水脈に育まれた千年の隠れ里。長い歳月のうちに人々は太陽を忘れ、空を忘れた。地上との行き来は絶え、ただ年に一度の定められた日に、使者がやってくるばかり。
 里に生まれ育った少女トゥイヤは、使者の語る砂漠の星空に焦がれた。

目次
とこしえの黄昏の国
灼熱の海の向こう
夜明けを告げる風(前編)
夜明けを告げる風(後編)
火の国より来たる者(1)
火の国より来たる者(2)
火の国より来たる者(3)
火の国より来たる者(4)
火の国より来たる者(5)
奥付
奥付