竜馬は吉田東洋の息の掛かった絵師と出逢い、新たな発想を齎す。だが藩という壁、家という壁が行く手を遮る。己の行く道を模索する若人は諦めの中に埋没するのか、それとも再び捜し求めて彷徨うのか。・・・幕末の風雲を綴った坂本竜馬の外伝シリーズの第15章。現代社会が失った日本の心の復興と善き発現を求めて、坂本龍馬を中心に青年達が命を賭した明治革命を追う。
天変地異 |
― その1 ― 突き上げる地面 |
― その2 ― 大地震の中のすれ違い |
― その3 ― 増大する尊王攘夷のうねり |
水天宮の学者絵師 |
― その1 ― 懐かしい匂い |
― その2 ― 小竜との接触 |
― その3 ― 異人の策謀 |
小竜との約束 |
― その1 ― 危機感 |
― その2 ― カンパニーという秘策 |
― その3 ― 異国への憧れ |
兄の願い |
― その1 ― 坂本家に巻き起こる風 |
― その2 ― 孤独な誓い |
― その3 ― 生き方の岐路 |
松陰の噂 |
怒りと焦りと迷いと |
間崎滄浪 |
― その1 ― 北江ノ口村の奇人 |
― その2 ― 風変わりな儒学者 |
半平太の志望 |
― その1 ― 竜馬と半平太 |
― その2 ― 新生武市道場 |
カノン砲とピストル |
― その1 ― 西洋砲術家・徳弘考蔵 |
― その2 ― 砲狂・西内清蔵 |
― その3 ― 銃の魔力 |
坂本家の跡目 |
― その1 ― 苛立ち |
― その2 ― 揺れる心 |
竜馬変現 |
― その1 ― 新論の予言 |
― その2 ― 父の覚悟 |
― その3 ― 父の最期 |
奥付 |
奥付 |