「私と最後の勝負をしてください。そして、私が勝ったら、私の願いを叶えてください」
ある秋の日、一通のメールが届く。参加人数100名、賞金総額1億円のゲーム、「ギャンブル・ファイト」。謎の男、甘木桃太郎に導かれ、未来はこのゲームに参加することになる。カード。ルーレット。サイコロ。麻雀。あらゆるゲームを用いて決勝リーグを目指す参加者たち。勝つためには人を騙すこともいとわない過酷なゲームを、未来は勝ち残ることができるのか。それぞれの目的のため、運命を賭けた勝負が今、始まる。
そのとき、風が吹いた――
公演名 『風待雑歌』
劇場名 シアター風姿花伝
公演期間 2008.11.27(木)〜12.1(月) 全9ステージ
「まわれ、まわれ、かざぐるま。あおいおそらの風にふかれて。
まわれ、まわれ、かざぐるま。くるくる、ぐるぐる、くーるくる。
まわれ、まわれ、かざぐるま。まっかな羽をまわすんだ。
まわれ、まわれ、かざぐるま。くるくる、ぐるぐる、ぐーるぐる。
まわれ、まわれ、かざぐるま。そうしてぼくらを乗せていけ。
どこ、どこまでも、飛んでいけ。」
O-MATSURI企画merrymakerの第5回公演の販売用台本。「肉体的なアクションを伴わないバトルもの」として成立させた、merrymakerでもっとも完成度の高い作品。「数学」、「ギャンブル」、「オーロラ」をテーマに舞台上を学生たちが駆け回る、青春群像活劇。カード、麻雀、じゃんけん、数学、チンチロリン、ルーレット、などなどのゲームを駆使し、欲望にまみれた大学生たちのバトルを描く。本番の舞台では、オーロラの照明がきらびやかだった。クライマックスのオリジナルゲーム、「サイレントキラー」は、今なお評価も高い。
まえがき |
タイトル |
登場人物表 |
前説 |
台本 |
1場 |
2場 |
3場-1 |
3場-2 |
4場 |
5場-1 |
5場-2 |
6場 |
7場 |
8場 |
9場-1 |
9場-2 |
10場 |
11場-1 |
11場-2 |
12場-1 |
12場-2 |
あとがき |
幕後 |
あとがき |
参考文献 |
おまけ |
キャラクター表-1 |
キャラクター表-2 |
『風待雑歌』此花瑞樹CDジャケットテキスト |
劇中ゲーム「弁護士Xの献身ゲーム」ルール |
奥付 |
奥付 |