状態 | 完成 |
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最終更新日 | 2012年02月14日 |
ページ数 | PDF:54ページ |
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支倉透はある日、子犬を拾う。奇しくもそれは娘の一歳の誕生日だった。
妻の絵里は犬を飼うことに反対するが、たまにしかわがままを言わない透がどうしてもというので折れる。
「あたし、わかってた。
あの子よりもあたしの方が先に死ぬって。十分に長く生きたと思ってる。
でも、もう少しだけ時間があってもいいんじゃない。
だって、あたし、まだ「さようなら」って言ってない。
練習したけど、言えなかった。昨日も言えなくて今日も言えなかった。
「ありがとう」も言いたかった。「たのしかった」も「うれしかった」も「ごめんね」も。
いっぱい、いっぱい話したいことがあったんだ。あったんだよ?」
(2011/9/25-2011/10/19完結)
犬の話が書きたいと思って書きました。
時間の無い方は、せめて序章と最終章・エピローグを読んでみてください。
さらに忙しい方は、エピローグだけでもぜひ。
10月19日。今日が命日のうちの子(犬)に、捧ぐ小説です。
序章 誕生日の拾いもの |
誕生日の拾いもの |
一章 手術と注射とドッグラン |
手術と注射とドッグラン |
二章 けんかとBBQと親ばか |
けんかとBBQと親ばか |
三章 旅行と下剋上と脱走 |
旅行と下剋上と脱走 |
四章 散歩と姉妹とシャンプー |
散歩と姉妹とシャンプー |
五章 青春と犬語翻訳機と兆候 |
青春と犬語翻訳機と兆候 |
最終章 浪人と夏休みとがん |
きみと過ごした日々は、わたしのたからもの |
エピローグ |
あとがき |
あとがき |
奥付 |
奥付 |