昭和の青春・アメリカ篇(Ⅰ)

昭和の青春・アメリカ篇(Ⅰ)

販売価格:33円 (税込)
状態 完成
最終更新日 2012年02月14日
ページ数 PDF:24ページ
内容紹介

昭和四九・五〇年頃。日本は十年遅れのアメリカである、と言われていた。当時のアメリカには世界の全てがあった。日本の若者はヒッピーに憧れ反戦活動に刺激され、女性はウーマン・リブに目覚め、金持ちは舶来品に酔いしれ、日本は金で満たされる幸せへと向っていた。その影で、日本本来の素晴らしい伝統や文化、しきたりや習慣が軽視され、無視され、あるいは衰退してきた。金の重みはいよいよその価値を増し、心や人の絆は希薄になり、義理や人情が疎んじられ、人も物も古いモノは何でも邪魔者扱いを受けるような世の中になってしまった。無気力・無関心・無責任が若者の代名詞であったその頃でも、日本経済には人手が足りない程の活力があった。良くも悪くもその頃の日本には一億総サラリーマン時代があった。若さとは何か。夢とは何か。タケシはサラリーマンの日本社会に背を向け、夢と自分を探してアメリカへ飛び立った。

目次
最初のロスアンジェルス
ロスアンゼルスからサン・アントニオ
ジャズの都
マイアミのギルバート
おー!ニューヨーク
不思議なデンバー
タケシと久木田さん
デンバーの遊びと本気
無知とアメリカ女
さらばデンバー
奥付
奥付