地下生活者としての夏目漱石

地下生活者としての夏目漱石

状態 完成
最終更新日 2012年02月14日
ページ数 PDF:28ページ
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内容紹介

夏目漱石にかこつけて書いた手前勝手な小説論です。後期漱石の登場人物とドストエフスキーの人物造型の比較。小説の活性化の問題などを論述。『カプリチオ36号特集 ――いまだからこそ再会したい夏目漱石――』(紙媒体)に掲載した作品。『図書新聞』2012/1/14(志村有弘氏筆)、『週刊読書人』2012/1/6(白川正芳氏筆)の文芸同人誌評欄にて評されました。http://www.geocities.jp/hiwaki1/doujin/keikara/hyou.html

目次
突然変異としての「心理実験的人物像」
地下室の漱石
「世界―主人公―小説家」
『行人』の一郎
『明暗』の小林
江藤淳による小宮豊隆「則天去私」批判
偏在する「清」。追跡する「探偵」
「自己破壊」と「精神の自由」―多元的自己―
還暦を迎えた夏目漱石―小説の可能性
奥付
奥付