滝の音と、聞こえない仲間の舌打ち

滝の音と、聞こえない仲間の舌打ち

販売価格:15円 (税抜)
状態 完成
最終更新日 2012年02月14日
ページ数 PDF:9ページ
内容紹介

3月24日の夜。

この日の夜、

眠れないから、
少しだけ空けてある、窓の向こうから聞こえる滝の音を、
聞いていました。



ナイアガラ滝周辺の住民にとっては日常の事なんだが、

大きな滝の流れ落ちる音は、
昼間は色々な音や雑音でかき消されていて全く聞こえないが、
夜になるとその音は聞こえてくる。

その音は、
変わらない音の大きさで、ずーーーーっと鳴っています。
(当たり前なんだが・・。)




眠れないから、
少しだけ空けてある、窓の向こうから聞こえる滝の音を、
聞いていました。




そしたら僕は、
15、6才の頃の自分のある感覚を、急に思い出しました。

どういう事かというと、





とても若かった頃、
静かになった真夜中、
小さな2階建ての家の2階の道路側の部屋で、

僕は少しだけ窓を開けて、
布団の中で寝たふりをしながら、

今の僕のように、
その向こうからある音が聞こえてくるのを、ずっと待っていたのです。



それは今でも、
僕の好きな夜だ。

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