3月24日の夜。
この日の夜、
眠れないから、
少しだけ空けてある、窓の向こうから聞こえる滝の音を、
聞いていました。
ナイアガラ滝周辺の住民にとっては日常の事なんだが、
大きな滝の流れ落ちる音は、
昼間は色々な音や雑音でかき消されていて全く聞こえないが、
夜になるとその音は聞こえてくる。
その音は、
変わらない音の大きさで、ずーーーーっと鳴っています。
(当たり前なんだが・・。)
眠れないから、
少しだけ空けてある、窓の向こうから聞こえる滝の音を、
聞いていました。
そしたら僕は、
15、6才の頃の自分のある感覚を、急に思い出しました。
どういう事かというと、
とても若かった頃、
静かになった真夜中、
小さな2階建ての家の2階の道路側の部屋で、
僕は少しだけ窓を開けて、
布団の中で寝たふりをしながら、
今の僕のように、
その向こうからある音が聞こえてくるのを、ずっと待っていたのです。
それは今でも、
僕の好きな夜だ。
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