東日本大震災での避難所の映像を見ても、まだまだ「とりあえず住民を避難させればよい」という避難所の設営が目に付く。
大災害に遭遇した時に自治体の職員は防災訓練どおりに被災者の避難や保護誘導が出来るだろうか?かつて戦時中の日本軍の戦闘機乗りたちは先輩から「空中では地上の3割頭」と叩き込まれたそうだ。災害にもこれは言える。「災害時は平時の3割頭」なのだ。分かっているはずだったのに、いざ災害に遭うと何からやって良いか分からない。頭の中が空白になる。多発する災害の中で今、必要なのは「マニュアル」である。『何も考え付かなくても良い。ただこのマニュアル通りのことをしなさい!』そうすれば、満点とはいかなくとも取り合えず合格点の避難所の設営ができる。
敢えて付録にチェックシートも付けた。このチェックシートの「済」に全てチェックが入れば、恐らく”避難所死””仮設住宅死”をかなりの程度抑制できる。災害を他人事と思わず、全ての自治体で「行動マニュアル」を整備されんことを祈って。
まえがき |
まえがき |
目次 |
避難所にあらかじめ備えておきたい物 |
避難所にあらかじめ備え置いて置きたい物 |
設営手順 |
避難所の設営手順1 |
避難所の設営手順2 |
避難所の衛生・健康管理 |
避難所の衛生・健康管理 |
防災に”想定外”は無い! |
フェイル・セーフという考え方。 |
災害救援物資のロジスティック |
付録 |
付録 |
奥付 |
奥付 |