アイドルの存在意義、そんなものあるだろうか?
誰かが言っていた。アイドルなんて不要じゃないか、世の中に害しかもたらしていないんじゃないか、と。背負っているのは、文化じゃなくて、経済。その経済も滞ったままだ、と。だから、どこにアイドルの存在意義があるのか、となる。
それを聞いた時、悔しさより、寂しさの方が先に来た。
そのことを信頼しているプロデューサーの直純さんに言った。すると彼は、否定の肯定をするな、と言う。今後我々が取る位置は、否定の否定と、肯定の肯定、だと。
それで、その考えを取り入れた番組に出演することになる。上手く、この想いを伝えることはできるだろうか?
けれど、結局僕はただ一人のアイドルに過ぎない。
否定の否定 |