【青春、幻想、純文学】地の果てにある貧しい町・末端区にとつじょ現れた未確認生命体のテテは、ギター弾きの少女・イツキを消滅させた。そして町は蝕陽炎(むしばかげろう)と呼ばれる死の霧に飲み込まれてゆく…。彼女に思いを寄せた、バンド仲間のトキとヨーイチが、街を襲った未曾有の危機に立ち上がる。
----------------------------
このたびは、お目に止めていただき、ありがとうございます。
この物語は、最初に読んでくれた友人の言葉を借りますと、
「純文学作家さんの書くSFや、寓話的なファンタジーに近い」のだそうです。
ガチガチのファンタジーでも、ガチガチの純文学でもない、
中間を漂うような作品ではございますが、一生懸命、書きました。
ページ数はパブーのシステム上15ページとなっていますが、
実際には400字詰め原稿用紙で157枚程度。薄めの文庫本一冊くらいのボリュームです。
電子書籍としては長編ですが、電車の中で読んでも疲れないような、
読み進めやすさを心がけたつもりでございます。
ぜひ、お気軽に手にとっていただけたら幸いです。
この物語がお気に召すことを、心よりお祈り申し上げます。